徒然ナルの子育てと日常とハワイ

アラフォー夫婦の結婚、出産、子育て、転職など人生の出来事。私たちは、より良い転職をしたことで大好きなハワイに行くことができます。私たちの経験を皆さんに伝えてより良い人生に進めるよう体験談を伝えます。

自分のおかれた状況で転職した話

f:id:hawaii881:20190324093341j:plain

転職したらあなたの人生は、劇的に変わりますか?その移った会社で何を目指しますか?会社社長?役員?や独立して起業?などなど転職したら、、、と考える方もいるでしょう。確固たる転職の決意はありますか。

転職は、人生の方向を好転するチャンス

転職は、人生を変えます。数十年前は、ここまで人材紹介会社やネットがなかったので転職=人生の失敗 のような感覚かヘットハンティングのような栄転の2択でしょう。ただ人手不足と呼ばれていてもいきなり上場企業に転職するのは至難の技です。上場企業に行きたい方は、なんで上場企業に行きたいのですか。中小企業では夢はかなえられないのでしょうか。もし一番上に書いた文を目指すのであれば中小企業の役員のほうが夢がかなう確率が高いです。

転職した友人の行動

私の大学の同輩に地位、名誉に関して並々ならぬこだわる人間がいました。誰よりもプライドが高く人を小馬鹿にすることも多々。正直、彼から連絡は来るけれど私も苦手な部類の人間でした。2年くらいですか、連絡はとってなかったのですがある日彼から電話がかかってきました。電話をとるなり彼は、突然の謝罪です、なんにも悪いことはしてないんですけれど。

最初は、何のことかわからず聞いていましたが彼は、声色から言葉使いまですべて変わっているような話し様でしばらく話していると彼が変わった理由がわかりました。

彼は、2011年3月11日の東日本大震災で親族とともに被災しました。沿岸で被災しあの津波にも逢ったそうです。あの状況で一家とも一切合財の家屋失ったそうです。そしてようやく落ち着き仕事に就いて新たに仕事を始めています。

彼は、東京で誰もが知っている上場企業の商社のエースで活躍していました。年収も年齢から比べるとはるかに高い価格を得ていて有望株と言っていました。あの3月11日は、出張先から実家に立ち寄って東京に戻る予定で実家で過ごしそこで被災しています。彼は今まで人からの羨望のまなざしが快感という人間でした。その彼が被災する町、津波に流される家屋、人を見て自分の無力さから人生観が変わりました。

彼は、会社で勤めて何を成し遂げたたかったのか、どれだけ他社、職場を貶めて自分勝手だったのか(彼の言い方をそのまま書いてます。)。

「被災してすべて悟ったよ、今の状況で何の役にもたたない。」と。

彼は現在、被災地の復興事業のための資材運搬トラックの作業員になっています。上場企業の商社を辞めて作業員になることのためらいは一切なかったと言っています。それは、収入や地位、名誉よりも目の前で起こった出来事で自分ができること、行動に移した結果、困っているところで働くことが役に立つ事が自分の役割と悟ったそうです。

彼は、今まで迷惑かけたであろう人たちのお詫び行脚のため私に連絡してきました。

なかなかできることではないですよね。自己満足かもしれないけれど人に素直に謝ることや行動力には脱帽です。彼は、商社で学んだことを被災地で役立てようと今までの伝手を頼りに行動しています。

彼のような事例はかなり特殊かもしれない、ただ、彼から学ぶことはいっぱいある。おかれた状況が彼を変えたし、彼も気づきができた。それは、地震が影響しているけれども私は、上記した理由で転職を考えた。

会社の規模や事業スケール、背景はだいぶ違うけど転職した決意を後押ししたのは、このことを聞いてから。私も本来の仕事の意味は何なのか、何をしたいのかを考えて転職することを決意しました。私は上司のために生きているんじゃないし(収入も低かったのもありますが、、、。)お金をもらう手段として職を変えました。

改めて考える、今現職と比べて転職したいのは、地位なのか名誉なのか収入か?

私は、商社勤めを否定つもりはないし新卒時は目指していたのも事実。地位名誉、収入は、勤め人の指標で必要不可欠な材料ですからね。日本の場合、地位が上がらないと収入も上がらないから収入以外で転職を考えているならば、私の友人のことも凡例として参考いただければ幸いです。

人生は、一度きりです、失敗と思わなければまたそこから再出発すればいいだけです。今後、職が無くなることもないし、ブラック企業も淘汰されていくでしょう。その時に私も含めですがどのような人生を送っていくか、もう一度立ち留まるのも一択です。